今回は、7月3日に実施した瑞牆山での新人合宿パート2についてレポートしたいと思う。
午前4時40分、都留文科大学前駅に部員13名が集結した。まれに見る土砂降りの雨、携帯で天気を見るとなんと雷注意報が出ているではないか…山行が実行できるか否か、不安な気持ちが高まるなかバスに乗り込んだ。
バスに揺られること約1時間半、先ほどの天気とは打って変わって雨はあがり雲の隙間から太陽が顔を出している。心做しか部員の顔も明るい。山が私達の味方をしてくれたのか、それとも私達の日頃の行いが良いのか。なにはともあれ、瑞牆山山頂を目指して歩いていく。
連日続いていた雨の影響もあり、地面は泥濘み少し歩きにくい。それでも一歩一歩確実に、休憩も入れながら歩みを進めていく。途中にある山頂が眺望できるベンチでは、濃い霧がベールのように瑞牆山を包んでおり、景色を見ることはできなかった。少し残念に思いながらも、富士見平小屋に到着した。山小屋を初めて見る1年生は、瞳をキラキラさせていた。可愛いその姿に元気をもらい山頂に向けて歩き始めた。
山頂までに道のりは、鎖場や岩が多く険しい。晴れていればなんともない小川も増水していたり、倒木もあったりと普段よりも困難な道のりが続いていた。その反面、雨上がりにしか見られない美しい山に出会えた。また山の中に響き渡る鳥の鳴き声は、私達を鼓舞しているように感じた。やっとついた山頂で一部の景色を見ることができた。一望することはできなかったが、山頂についたときの部員たちは笑顔にあふれていた。前回の記事を書いた人も述べていたが、景色を見ることだけが登山ではない。しかし、1年生に山頂からの景色を見てもらいたかったという残念な気持ちもある。次回の山行では、きれいな景色が見られることを願うばかりである。
山梨県、瑞牆山7月3日新人合宿。部員13名無事登頂及び下山完了。
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